自担の結婚は正直しんどい

「大丈夫かー????」


幼馴染から届いた一通のLINE。

受信日時は2024年1月11日13時34分。


その一文で自担に何かあったんだろうと察して、公式サイトに移動するためにトークルームを閉じた瞬間、LINEニュース号外の文字が目に飛び込んだ。

 

【号外】堂本剛百田夏菜子が結婚


受け止めきれない・受け入れたくない気持ちが反射的に出てしまったのか、丁寧に一画面ずつ戻らずに一気にホーム画面に戻れば良かった!と妙に冷静な後悔をしつつ、震える手でスマホを操作してファンクラブサイトへ。


堂本剛よりファンの皆さまにご報告」という

タイトルに、今この事務所からのご報告は退所等契約に関する内容じゃないのー?なんて少し希望的観測を込めながら内容に目を通し、あの号外は飛ばし記事じゃなくて事実なんだ…と状況を把握。


手の震えは収まらないし心臓も尋常じゃないほどバクバクしているけれど、まずは目の前にあるカレーを平らげなければ…と食事を継続。


そう、私が最愛の人の結婚を知った場所はカレー屋さんの店内。

しかもそこは先月放送されたレギュラー番組(KinKi Kidsのブンブブーン)のロケで訪問したお店。

その回のゲストはももいろクローバーZ


自担の結婚相手である百田夏菜子さん不在回だったとはいえ、あまりにも出来すぎた偶然に更なる驚き。

驚きが重なりすぎて一人で受け止めきれず、「つよしくんが結婚しました…夏菜子ちゃんと…」とオーダー時にロケの裏話をたくさん聞かせてくれたお店の方にご報告。

お店の方と店内にいたお客さんから質問攻めに遭い、自分の言葉で現実を咀嚼できたことで多少気持ちの整理ができたのか、手は震えつつもカレーを完食。


それから改めてKinKi Kidsファンクラブ向けのメッセージ(最後の一文にグッときた)、.ENDRECHERI.ファンクラブ向けのメッセージ(結婚発表当日のLove Me+も実は結構刺激が強かったよ笑)、メディア向けの報告を読み返して、信じられない現実を徐々に受け入れつつ、意外とあっさり「おめでとう」と祝福モードになれた自分自身にも驚いた。


いつか自担が結婚する日が来たら、泣き崩れて数日は再起不能になるんだろうなと想像していたけれど、実際には全く現実味がなくて食欲もあるしぐっすり眠れるし、喜怒哀楽いずれの感情でもなくただ驚いただけ。

強いて言えば「喜」だったのかな、意外にも。

完璧な結婚発表だとメディア・大衆・ファンから絶賛される堂本剛さんを誇らしく思えるほど余裕があった。

 

発表当日は…笑

 

翌日、元々約束をしていたKinKi友達と予定通り遊ぶことに。

ブンブブーンで紹介された韓国料理に舌鼓を打ちながら「それにしても結婚はビックリしたよね」と呑気に話しているところに.ENDRECHERI.ファンクラブメッセージLove Me+の更新。

 

KinKiファン界隈TLが騒がしいことに胸騒ぎを覚え、次の目的地への移動の足を止めて内容を確認することに。

 


……

………

…………うわー!!正直しんどい!!!!笑

 


友達と一緒にいたからなんとか理性は保てていたけれど、キツかった。

結婚した事実とその後の世間やファンの反応に対して素直な喜びを言葉にしてくれただけなのに、その言葉にダメージを受けてしまったことがつらい。

それまでの余裕は、傷付いていることに気付かないフリをしていただけだったと実感させられた。

丸一日経ってようやく「哀」。


その後、別の友達(推しの結婚経験者)と合流し、やり場のないモヤモヤした気持ち(「怒」?)を吐き出させてもらって少しスッキリした。

だけど、ふとした瞬間に幸せそうな新婚夫婦の姿がリアルに想像できてしまって、また「哀」のループ。


そんな心に寄り添ってくれたのは、堂本光一さん。

ファンのざわつきを察してくれたのかな?

完璧なタイミングでクスッと笑える最高のお祝いコメントと写真をInstagramに投稿してくれた、その気持ちが嬉しかった。


結婚が二人の関係性やKinKi Kidsとして歩む道を変えてしまうかも知れない、とずっと不安に思っていた。

けれど、つよしくんが結婚しても、KinKi KidsKinKi Kidsなんだと実感できてホッとした。


やっぱりKinKi Kidsが大好き!と前向きになりつつも、幸せな二人の姿が脳裏にチラついて、この日はなかなか寝付けなかった…笑

 

そして結婚発表から一週間経って、今の心境は「楽」。


小学2年生の時に一目惚れした堂本剛さん。

30年近い年月をずっと一途に追いかけてきたから、私にとってはとても大きな存在だけれど、私は堂本剛さんの人生の登場人物でないことを改めて思い知った。


私が喜ぼうが悲しもうが結婚した事実は変わらないし、たとえ私がファンを辞めたとしても堂本剛の人生・生活には1ミリも影響がないことはわかっているけれど、だからこそ、こちらにも意地がある。


私とつよしくんの人生が交わることなんてあり得ないんだから、落ち込んでいるだけ時間と感情がもったいない!と思えるようになった「楽」。

 

 

人として全面的に祝福しつつオタクとしては寂しさを感じるのが自担の結婚だと想像していたけれど、実際は真逆だった。

最愛の人の幸せを心から願って全面的に祝福するオタクとしての感情と、その最愛の人からの愛情を一身に受けられる人間への嫉妬心(?)が入り混じって、ふとした瞬間に寂しさを感じることがあるけれど、それでも私は元気です。


“つよしくんの幸せが私の幸せ”と笑顔で言い続けられるように、心穏やかに自分の人生を楽しもう、と決意を新たに。


堂本剛さん、ご結婚おめでとうございます。

これからも、きっと、ずっと、大好きでいさせてね。